予約してなかったんだけど、げっとした。マオです。

久しぶりのカテゴリ。
田中ロミオ氏の「人類は衰退しました」の5巻が19日に出ました。

相変わらず面白いですね。
所持しているラノベの中で声出して笑ってしまう作品は、これだけな気がするんだよね。
二つの話が入ってるわけだけど、前半と後半のシリアス度がえらい違う(笑)
多分、コンフィグを開くとこんな感じになっているだろう。

[妖精さんの、ひみつのおちゃかい]
シリアス:低□□□□□□■高
腹黒度:低□□□□■□□高

[妖精さんたちの、いちにちいちじかん]
シリアス:低■□□□□□□高
対象年齢:低□□■□□□□高

まあ、前半は真面目な話(途中まで)なので割愛。
主人公の学舎時代の話です。
後半は私よりもう少し上の世代の人じゃないと、ネタが分からないんじゃないかな・・・平成世代の人だと分からないんじゃない?(笑)
私でさえリアルに見たこと無い、話とかネットとかでしか見た事無いネタが入ってる。
しかし、妖精さんの戦闘能力とかがアンバランス過ぎて笑うしかない。
ティルトウェイトは使いすぎると危険(略)

最果てのイマとかクロスチャンネルとか、たまにやりたくなってくるんだよな・・・。

この世界にも彼らがいたら・・・マオです。

久しぶりな本の紹介です。
知る人ぞ知る、この作家さんの作品です。


『人類は衰退しました』
ゲームの業界で有名なシナリオライター田中ロミオ氏の作家としての初作品。
人類は栄華を極めたが、その後に文明が衰退している世界。
次の新人類である楽しい事とお菓子が大好きな妖精さん達と、旧人類の人間達との間を取り持つ調停官の女の子「主人公(わたし)」の物語。
ロミオ節たっぷりのユーモア・ブラックユーモア満載な内容で、妖精さん達が何故か出来てしまう超技術によって振り回される主人公や人類、そして妖精さん達本人も一緒に巻き込まれたりする日常や非日常が描かれています。
さて、さっきから主人公、主人公と書いてますが、この作品ってキャラクターに固有の名前と言うのがないんですね。
主人公は語り手なので一人称「わたし」で、レギュラーの主人公の祖父は「祖父」「おじいさん」だったりして、この時点で他の作品とは少し違ってたりします。
妖精さんには名前がつけられたりしてますが、本人が忘れちゃったり固体認識がし辛かったりするので無いようなものか・・・。
とにかく面白い作品としか言いようがない(笑)
読んでいて顔がニヤニヤしたり、時には爆笑してしまう魅力がある文章です。

リアルにも妖精さんいたら、もっと楽しいんだろうな(遠い目)